サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 お父さんは、物腰柔らかに一気に話続けたが、急に黙って私を見つめてきた。翔とよく似たその目からは、何か迷いや不安があるように感じられた。

 私は、少し戸惑いながら目を伏せ、何も言わずにお父さんが話し出すのを静かに待ち続けていた。

「お母さんが言うには、二人は年々本来の自分を殻で覆っていくように見えるって。『愛梨は、歳を重ねるほどに、落ち着いた大人の女性に変化してるように見えるけど、本当は違う。本心を隠して、必死に誰かを愛そうと頑張ってる。けど上手くいかず、自己嫌悪を繰り返してばかり。それは翔も同じ。順風満帆で仕事に生きる自立した大人の男性に成長したように見えるけど、いつも満たされない想いを抱えながら、必死に戦っている。時に愛梨を傷付けずにいられないほどに。でも本当は、それ以上に翔自身が傷付いているはず。……きっと二人が、ずっとずっと求め続けてるのは、ありのままの自分と真実の愛。それは幼き頃、いつも二人でいたあの穏やかな日々なのかもしれない』……そう言ってたよ」