「今度は何があったかな? って聞いても、愛梨は翔に関しては黙りだからね。……まるで恋人同士の痴話喧嘩って、いつもお母さん笑ってたよ。子供の頃はいつも二人一緒で、翔が愛梨の後を付いて回るように見えて、実はいつも見守っていたんだよね。まるで小さなナイトだった。……本当に仲のいい兄妹だった」
……懐かしい。
子供の頃は、もっと自由奔放だった私。そういられたのは、振り返るといつも翔が、あたたかな笑みを浮かべてくれていたから。転べばすぐに飛んできて、優しく起こしてくれたから。だから私は、いつもどんな時も安心して、自由に歩き回っていられたの。
やがて時は流れ思春期を迎えた頃、少しずつ翔との時間が減るにつれ、私の心には不安が増えていった。一人の時間が増える度に、臆病風に吹かれるようになってしまった。
……懐かしい。
子供の頃は、もっと自由奔放だった私。そういられたのは、振り返るといつも翔が、あたたかな笑みを浮かべてくれていたから。転べばすぐに飛んできて、優しく起こしてくれたから。だから私は、いつもどんな時も安心して、自由に歩き回っていられたの。
やがて時は流れ思春期を迎えた頃、少しずつ翔との時間が減るにつれ、私の心には不安が増えていった。一人の時間が増える度に、臆病風に吹かれるようになってしまった。


