サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 でもすぐに右腕をグッと強く捕らえられ、再び座らされる。

「…………俺が……したかっただけ」

「!?」

 翔は、屈んで肘掛けに両手を付き、私と目線を同じにすると、四本の指を私の顎下に添えて親指で唇に触れてきた。そして更に見つめた後、微かに開くこの唇を、親指でゆっくりと左右に動かしてくる。

 この鼓動は、その指の動きより何倍も早く、速度を増して行く。

 私は、目の前の大きな黒目に、胸の内を探るように凝視され、魔法にかけられたように目が離せなくなる。

 ……その闇の中へと吸い込まれてしまいそうで怖い。

 丸い闇は、少しづつ近づきゆっくり頬を傾かせるが、私の目から唇へとそらした瞬間、魔法から解き放たれる。