サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 それに対して翔は、あからさまに大きな溜め息を付く。

「この後に及んでまだとぼけやがる? 翔輝の為に、大事に大事に27まで守ってきたんだろ? 違うって言うなら他にいるのかよ? いるなら言えよ! …………ほら言えねーだろ。……そうだ、翔輝に頼んでやる。超不憫なお前の処女もらってやってくれって。優しい翔輝ならお前の純情にいたく感動して…………ごめん。……マジごめん、ごめん、エリ……ごめん、本当に言い過ぎた」

 翔は、私が目の前から真っ直ぐに見つめ、大粒の雨が一気に降りだすように泣き出したのを見ると、ハッ! としてしばし黙り込んだ。でもすぐにコインの表を裏に返すように表情を変えオロオロし出すと、ちょっぴり情けない顔で私の肩を優しく掴み、何度も謝り倒してきた。

 その表情は、まだ翔が俺様でなく、翔輝君のように優しい王子様の時に、よく見せていた懐かしい顔だった。

 私は、また見られた懐かしさと嬉しさから、胸に込み上げるものがあり、涙がますます止まらなくなってしまう。