子供の頃も私が泣き出すと、いつも泣き止むまでこうして撫で続けてくれたっけ。この手のひらの半分くらいのサイズで、何度も何度も撫で続けてくれた。そして今も変わらない優しい手のひらは、私の凍り付いたハートを温めてくれる。
本当に凄い……。
翔の優しい温もりは、何よりも私の一番の薬。この手のひらにいったい何度救われてきたのだろうか。
……きっと大丈夫。
私は、簡単に壊れたりなんてしない。大丈夫って思える私が還ってきたから。
「……ありがとう、もう大丈夫。でも腕折れるかと思うくらい痛かった」
荒波の航海を終え、うっすらと陸地が見え始めたことに心底ホッとする。陸地には、まだ薄暗く厚い雲が覆っているけれど、やがて雲は流れ去り、また晴れ間を見せてくれるはず。
本当に凄い……。
翔の優しい温もりは、何よりも私の一番の薬。この手のひらにいったい何度救われてきたのだろうか。
……きっと大丈夫。
私は、簡単に壊れたりなんてしない。大丈夫って思える私が還ってきたから。
「……ありがとう、もう大丈夫。でも腕折れるかと思うくらい痛かった」
荒波の航海を終え、うっすらと陸地が見え始めたことに心底ホッとする。陸地には、まだ薄暗く厚い雲が覆っているけれど、やがて雲は流れ去り、また晴れ間を見せてくれるはず。


