サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 そして私はというと……容姿端麗、品行方正、贅沢三昧、以上。

 自己分析で追加するならば、優柔不断、意志薄弱といったところ。

 二卵性双生児の私達は、十ヶ月共に母のお腹にいたが、頭も才能も愛想もみんな翔に持っていかれたよう。共通点は、外見がいいだけなんて悲しいやら悔しいやら。でもそんな翔を誇りに思う。そんな私達だけど顔は全く似ていない。パッチリ二重が同じくらいである。

 翔は父親似だけど、私はどちらにも似ていない。二卵性は、似ていないこと多いらしい。

 翔は、そんな私に何かに付けて『顔とカラダだけが取り柄』と言ってくる。

 十代の頃は、頭空っぽと言われてる気がしてめちゃ腹立ったけど、大人になった私は、軽く微笑み返してスルーできるようになった。脳内では、拳を突き出しているけれど。

 自分で言うのもなんだけど、確かに会う人会う人皆に『知性を感じさせる完璧なクールビューティーのルックス』『奇跡の九頭身メリハリボディ』と絶賛される。

 でもそれが悩みの種でもある。まず並んで私と比較されたくないと、圧倒的に女子に避けられる。

 そして愛想を振り撒くタイプではない私は、冷たい人とか気の強い人と思われ、近寄り難いと敬遠されがち。

 嬉しいことに私に憧れ抱いてくれる人達は、見た目で勝手に知的でデキる女と勘違いしていて、決して友達にはなれない。外見と違い、中味ふにゃふにゃの私にガッカリされたりもする。

 それに大抵近付くのは、翔と翔輝君狙いだから、距離を置いてオフィスモードで接するのが一番。

 そんな私を誰よりも理解し大好きと言ってくれる唯一無二の大親友・翼がいてくれて、寂しいと思ったこともない。

 今のまま平凡でいい、平穏な日々を過ごせれば幸せである。