サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 ソファーに座り勢いよく背もたれに体を預けると、反射的に大きな溜め息が出てきた。

 ……疲れた。

 今日は、頭が緊張しっぱなし。私は、少しでも疲労を和らげたくて、目を瞑り軽く深呼吸し、頭を空っぽにするよう努めた。

 そうしたまま数分後、ドアがゆっくり開く音がした。目を向けるともちろん翔が立っていた。

 翔は、両手にウェッジウッドのリーフ柄のペアマグカップを持っていて、慌てて飛んで行くと、コーヒーの香りがフワッと漂ってきた。そしてゆっくりとドアを閉めた。

 一瞬、こんな時間に?

 そう思ったけど、眠そうな顔してる翔を見て、とても申し訳なさが広がる。

「……ありがとう」

「別に。俺が飲みたかっただけ」

普段この家では、全くといっていいほど何もしないくせに、二回も入れてくれた。

 ……美味しかったな。

 朝の抹茶オレは、インスタントでも、今まで飲んだ中で一番美味しい一杯だった。