サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 しばらく目を閉じたまま翔の背中にくっついていると、ずっと黙っていた翔が、私の手首を握ってきた。

「お前さ、いまだにコアラ抱っこ好きなわけ?」

 多少バカにした口調に、つい私も可愛くない言い方で返したくなる。

「……悪い?」


「別に悪くねーけど、俺は前からのが好きなんだよ」


私は、後ろからのが気楽でいいの。

顔も見られないし。

前からだと、今以上にドキドキしちゃうもの。

けれども翔は、手に力を込めて私の腕を緩めるから、また必死に抱きしめると、右手に固い何かが当たる。

それは、胸のポケットに入っているよう。

……もしかして携帯?

あの時しゃがんだのは、翼の携帯を拾ったから?

私は、またもや黙って立ち尽すだけの翔に、疑問をぶつけてみる。