サプライズ★フィナーレ✿修正中✿

 私は、出来るだけ足音たてないように、リビングに続くキャンティレバー構造の広い階段を、ゆっくりと降りて行った。

 この階段は、手すりにガラスを使用していて、室内をよりエレガントでオシャレな雰囲気にしてくれている。

 翼が、ここに初めて遊びに来た時、子供のように瞳をキラキラさせて、じゃんけんグリコをやろうと言ってた。そしたら母が喜んで参戦! 私は、苦笑いして仕方なく強制参戦となった。

 そしてお父さんはお母さん。翔輝君は、翼の応援を手すりの横から始めたというのに、翔は一人ソファーに寝転がり、完全呆れ眼でしらん顔。みんなでKYを責めても我関せず。

 それなのに、私の最下位が決まった瞬間、涼しげな顔でバカにしたような拍手するから、めっちゃ頭にきたっけ。だから階段の中央の辺りから、スリッパをヒョイと飛ばしてやると、見事にテレビ観ていた翔のオデコに命中! 

 私以外、一斉に拍手してくれて、可笑しくて堪らなかった。でも三秒後には、ラリアートされ引きずり降ろされ、思いきり泣き入れることになった。

 懐かしい思い出を脳裏に描き、一人階段に佇んでいると、また涙がジワリ浮かんできた。

 ……いけない。翼が起きてたら、きっとまた心配させるに違いない。