時を遡ること二十三年前。
『……きれい』
柔らかな朝の光に包まれた新婦控え室で、美しく輝き放つ純白のウェディングドレスを、一心に見上げる四歳の私。幼心にもこのドレスを着られるのは、女性が生涯で最も輝く特別な日であると感じとっていた。
その時ドアが開き、真っ白いタキシードを着た天使のように可愛い男の子が現れた。
『あいり、ママがさがしてるよ。おきがえだって』
『おにいちゃんみてみて! すっごくきれい……。あいりもおっきくなったらきたいなぁ』
翔は、ドレスを見ながら早足で私の隣に並んだ。そして優しい笑顔で私の手を繋いできた。
『じゃあ、ぼくが、あいりにつくってあげる』
『ほんとっ?』
『うん!』
そしてもう一度、大きなくりくりっとした瞳でニコッと笑った。そして私の小さな手をギュッと力強く引き、母の所に連れて行ってくれた。
『……きれい』
柔らかな朝の光に包まれた新婦控え室で、美しく輝き放つ純白のウェディングドレスを、一心に見上げる四歳の私。幼心にもこのドレスを着られるのは、女性が生涯で最も輝く特別な日であると感じとっていた。
その時ドアが開き、真っ白いタキシードを着た天使のように可愛い男の子が現れた。
『あいり、ママがさがしてるよ。おきがえだって』
『おにいちゃんみてみて! すっごくきれい……。あいりもおっきくなったらきたいなぁ』
翔は、ドレスを見ながら早足で私の隣に並んだ。そして優しい笑顔で私の手を繋いできた。
『じゃあ、ぼくが、あいりにつくってあげる』
『ほんとっ?』
『うん!』
そしてもう一度、大きなくりくりっとした瞳でニコッと笑った。そして私の小さな手をギュッと力強く引き、母の所に連れて行ってくれた。


