「どうしたの?」
翔輝君が、卵を溶く手が止まっている私に問い掛けてきた。
「翔輝君もだったなんて全然知らなくて…… びっくりした。翼も何にも言わないし」
翔輝君は、私の答えに翼を見ながら少しだけ遠い目をしていた。
「ああ……翼には、ほんと迷惑掛けたよ。ああ見えて意外と内に溜めたりするしね。満タンになると暴れ出すから、言いたい放題散らかし放題させとくのが、結局一番楽なんだよね。……秘密ね」
最後だけ私の左耳に囁かれ胸がときめく。悟られないよう普通に頷くが、不思議なことに年々声まで似てきているようで、心臓に悪い。元々声質も似ていたけれど、本当に不思議な二人。
「ますます翔と声似てきたね。……本当に不思議。若い時は、翔輝君のが少し高めだったけど、この頃驚くほど似てること多い」
翔輝君が、卵を溶く手が止まっている私に問い掛けてきた。
「翔輝君もだったなんて全然知らなくて…… びっくりした。翼も何にも言わないし」
翔輝君は、私の答えに翼を見ながら少しだけ遠い目をしていた。
「ああ……翼には、ほんと迷惑掛けたよ。ああ見えて意外と内に溜めたりするしね。満タンになると暴れ出すから、言いたい放題散らかし放題させとくのが、結局一番楽なんだよね。……秘密ね」
最後だけ私の左耳に囁かれ胸がときめく。悟られないよう普通に頷くが、不思議なことに年々声まで似てきているようで、心臓に悪い。元々声質も似ていたけれど、本当に不思議な二人。
「ますます翔と声似てきたね。……本当に不思議。若い時は、翔輝君のが少し高めだったけど、この頃驚くほど似てること多い」


