所々ライトアップされているとはいえ、この庭に一人きりはちょっぴり心細い。でも今は、一人静かにいたい気分。目の前の輝く桜と誇らしげに建つホワイトハウスは、そんな疲れた心を静かに癒してくれる。寂しい心にポッと優しい光を灯してくれる。
しばしボーッと立ち尽くしていた私は、母が座っていたチェアーにゆっくり腰掛けると、また母の話が脳裏に浮かんできた。
一瞬忘れてたのに……。もうずっと頭から離れない。お母さんなぜ突然あんなことを? ここ何年も彼氏のいない適齢期の娘へのフォロー? それとも本当に私の気持ちに気付いて?
あれこれ思い巡らせながらふと夜空を見上げると、おぼろ月が、ぽっかりと浮かんでいるのに気付いた。闇空の上空でほのかに霞んだ姿は、まるで私の心のよう。強がりな心を更に頼りなくさせていく。
その時、ウッドテーブルに置かれたままの母のスマホが震え、画面に父の名前が表示された。何気に手に取り画面に触れると、待受画面に切り替わる。すると四歳の翔と私の微笑ましいkiss画像が映し出され、唇から自然と柔らかな弧が作り出される。
しばしボーッと立ち尽くしていた私は、母が座っていたチェアーにゆっくり腰掛けると、また母の話が脳裏に浮かんできた。
一瞬忘れてたのに……。もうずっと頭から離れない。お母さんなぜ突然あんなことを? ここ何年も彼氏のいない適齢期の娘へのフォロー? それとも本当に私の気持ちに気付いて?
あれこれ思い巡らせながらふと夜空を見上げると、おぼろ月が、ぽっかりと浮かんでいるのに気付いた。闇空の上空でほのかに霞んだ姿は、まるで私の心のよう。強がりな心を更に頼りなくさせていく。
その時、ウッドテーブルに置かれたままの母のスマホが震え、画面に父の名前が表示された。何気に手に取り画面に触れると、待受画面に切り替わる。すると四歳の翔と私の微笑ましいkiss画像が映し出され、唇から自然と柔らかな弧が作り出される。


