その人は、進めていた足を
ピタッと止めた。
「ん?どした?」
「あ、あの!学年とな、名前を教えてもらえませんか?」
すると、その人は
私の方に来て耳元に口を
近づけてきた。
え、な、なに?
「2-2、秋山 敬斗(アキヤマ ケイト)。」
「ひゃあっ!」
い、いきなり耳元で言うから
ビックリした~。
それに、先輩なんだ、、、。
「フッ。」
そんな私の反応を見てか、
ケ、ケイト先輩?は、
小さく笑った。
キュン
あれ?今、胸が高鳴った気が?