きみと歩んだ軌跡


「そう、その人ら。」


麻尋が落ち着いた口調で答えると、鈴菜はあわてる。


「なんでそんなに落ち着いてるの?だって、ていうことは学年種目はあの人たちと一緒なんでしょ?!」


あんな人たちと同じなら、この先どんな嫌がらせをさせられるかわからない。

もしかしたら、また今回みたいなケガをおおうことになるかもしれない。


朝陽は黙ってもくもくと手当てをしてくれていた。


そして、麻尋は静かに一息。


「........めんどくさかったから。」


その声は、どこか寂しく弱々しい声。


「え...。」


鈴菜は言葉を失う。