......なんで、全体の練習のときはおしゃべりしていてふざけているのに、こういう自分たちのことだけ真剣にやっているのか。 それって、自分勝手というものなんじゃ。 そんなことを考えていた、そのときだった。 バトンがわりの竹をわたされ、チームでいっせいに持って走り出す。 麻尋も追い付いていくのに必死だった。 なんせ、このチームは足が速い人が多い。運動神経は良くもなく悪くもなくな麻尋には大変。