しばらく鋭い視線をあびると、周りのクラスメートはならび直っていった。 あのふたりの女子も、ヒソヒソと文句を言いながらも麻尋の隣にならんだ。 3年がならび終えると、自然と他の学年も静かになってくる。 「えー、ではみなさん。これから、入場の練習をします。まず先生たちが見本をするので、よく聞いててください。」 それからは、厳しい太陽の光が照りつける中、15分くらい話を聞いていた。 「じゃあ、実際にやってみます。赤ブロックから順に続いて...。」 てきぱきと指示を出され、あとに続く。