鈴菜も朝陽も、これには驚いたようで。 「麻尋ちゃん...。」 「お前、すごいな。」 沈黙を破ったのは、朝陽だった。 「え?なにが...。」 きょとんとする麻尋に、さらに言いつづける。 「なんていうか...、まわりに流されない、“自分”があるっていうの?ちゃんと自分の意志で動けてる。」 “自分がある”って、自分らしいってこと? 鈴菜は、朝陽の言葉に納得したようにうなずいた。 「うん!たしかに。“自分”がある!麻尋ちゃんは、まわりがやっててもダメなことはダメ。良いことは良い、だもんね。」