きみと歩んだ軌跡


「じゃあ、私はここで応援してるねー。」


「.....どうせすずんでるだけのくせに。」


このニコニコ顔は絶対にそうだ。


そう軽くにらんでいたら、ふと保健室から出てきた姿。


「えっ?宮沢君。」


体操着を着て、手にくしゃっとされたハチマキを握っている朝陽。


「あぁ、河原と加藤。....河原もサボりか?」


すこしだけ、にやついたように笑う。


「ち、ちがう。鈴菜を送りに来ただけ。」


そう言うと、肩を落としふぅとため息をつく朝陽。


「はぁ。おまえ真面目だな。あんなクラスの練習に付き合うなんてさ。」


冷たい目できグラウンドの方に視線を向けた。