きみと歩んだ軌跡


みんなは“さりげなく” しているのだろうけど、麻尋たちには、結構わかる。


白い目で、こちらを見るみんなの目、目。


.....そうとう、一緒になりたくないらしい。


「そうとう私たちと一緒になりたくないんだねー。ねー、麻尋ちゃん。 」


......言った。言っちゃったよ。あたしが今心に押さえていたものを!


しかも、かなり大きな声で。


「ちょっ、鈴菜...。」


みんが、麻尋たちのことをじろじろ見てくる。

そして、そうしたかと思えば、もう決まっていそうな班で男女仲良くヒソヒソと話始める。