きみと歩んだ軌跡


周りを見ると、早速立ち歩いて声をかけあっているみんな。


そのなかに、ぽつんと座りこんでいる麻尋と鈴菜。


...... こうやって、グループが決まっていくのである。


「ってことで、あたしと鈴菜は同じだね... 。」


麻尋の言葉に、目を輝かせる鈴菜。


「えっ!いいの?一緒で!」


キラキラとした目で、麻尋を見つめる。


「いいのって... 、こうなるでしょ。」


鈴菜は苦笑い。


「まあ、そうだよね。」


でも、「初めてさそわれたー。」なんて言いながらニコニコしている。