「はっ.........。」


目を開けると、見慣れた薄汚れの天井があった。


あたりは、暗くてしーんとしていて。間違えなく、あたしの部屋だった。


「............ 夢...だったの?」


小さい頃の夢。... どうせなら、ずっと夢の中がよかった。


チク タク チク タ...


過ぎた時間は、もう二度と戻ってはこない。


たとえ、どんなに楽しくても... 辛くても、時間は進むだけ。