「ほら、そろそろ行かないと遅れちゃうよ。」


みっちゃんがはるにぃの背中を押す。


「うん。じゃあ、行ってくるね。」


そういうと、はるにぃは門の中に入った。


「はるにぃ、バイバイ。」


手をふる麻尋に、笑って手をふりかえした。


「さあ、麻尋ちゃん。『ひまわり』に帰ろっか。」


だんだんとみっちゃんの顔がぼやけていく。繋いだ手が、離れていく。


............ 意識がとおのいていく。