「...あたしは、邪魔なだけです。別にあたしがいてもいなくてもいいし。
...ここにいたら、事情聴取されるんでしょ。
だったらここでもいい。ここに良いように扱われたって。...もう、どうでも」
パッシン
″どうでもいい″そういいかけた時、右頬に衝撃がはしった。
じわじわと右頬が熱くなってくる。
...けど。こんなの弱い。いつも殴られてるからなれてる。
こんなの... 全然平気。
ゆっくりと、目の前にいる瀬上を見上げた。
瞳の奥には、なにを考えているのか。
けれど、怒った顔をしていることは確かだ。
麻尋は黙って瀬上を見た。
″どうせ、大人なんか。″ そんな言葉が、再び頭の中をめぐる。

