女の警察官は笑顔になって、やさしい口調で話しかけた。 「麻尋ちゃん、私たちと警察署まで来てくれないかな? いろいろお話を聞きたいんです。」 ほらきた。 なにそのうやうやしい態度。 無理矢理なのがバレてるの、わかんないのか。 そう思い、ため息をついた。 「わたしと一緒に施設にいた人はいますか。」 いっかいも目を合わせず、そっけなく言う。 するとあきらかに一瞬、嫌な顔をしてまた苦笑いした。