家を出たのはいいが、ここがどこだかわからない。
あたりまえだ。先生の家だから。
せめて、学校までの道のりは... と思って近くまで歩いてみても、わからない。
「はぁ... 」
やっぱり、家でおとなしくしてなきゃいけないのか。
しかたなく家に戻ろうとすると、遠くでパトカーのサイレンの音がした。
どんどん近づいてくる。
だんだんと、こっちに向かってきてるような。
...まさか。
嫌な予感が頭をよぎった直後、サイレンの音が増すと同時に車の音も聞こえてきた。
あたしは条件反射で、とっさに家の中にはいった。

