きみと歩んだ軌跡




******保健室**

「失礼しまーす。河原 麻尋です。」


入った瞬間つーんとする保健室独特のにおいが鼻につく。


保健室の牧野春花先生が駆け寄ってきた。


牧野先生は、女の先生で、麻尋たちが中学校に入学した頃からいた先生。


「あらー。新学期初日からどうしたの。麻尋ちゃんと加藤さん。」


牧野先生とは、1年生の頃から、麻尋がアザやけがをすることが多かったのでたびたび訪ねるようになってから、自然と学校の中ではよく話す先生になった。


......牧野先生は、そのけがが暴力によってできたものだとは知らない。


「あの...足が少し痛くて。」


鈴菜がイスに座って、牧野先生にみてもらっているうちに、麻尋は保健室の本棚や引き出しをあさる。...いろんな処置道具があって、おもしろい。