「だから、一緒に春花もついてるけど...女の人どうしだから、それで俺もつれてきたんだけどな。」
な、なるほど。って、よくないよ。
「あたし、邪魔です、よね。」
ふたりだけで暮らしてるのに、突然あたしがはいってくる。
家族でもないのに。
そんなの、迷惑にきまってる。
邪魔に、きまってる。
「ん?なーんで。麻尋ちゃんが来てくれて、すごくうれしいわよ!
一緒にくらすなら、家族みたいなものね。ね!陽人?」
「あぁ。そのつもりでつれてきたしな。
だから、麻尋。遠慮しないで、ここにいろ。いいな?」
そう言って、頭をなでたれた。
......なんでだろ。
今までのが、すべて逆転する。
家族、じゃないのに。家族?
わからないけど、
けど。
すごく、こころがあったかい。

