あたしと先生は職員玄関から外に出ると、駐車場の方に歩いた。
「麻尋は俺が引き取らせてもらったの。担任だから、ほっとけなくてね。」
担任、だから?
ほっとけなかった?
なんだかわからないけど、思ったことをそのまま口にポンポン出てしまう。
「担任、ってここまですることないです...よね?家のことなのに。」
すると、先生は苦笑いした。
「...うん、まぁ...いや、ほんとうはね。けど、やっぱりさほっとけなくてな。
それは、俺自身の問題だけど。」
あたしは、適当にふーんと相づちをしていた。
大人って、よくわからない。

