きみと歩んだ軌跡



先生はそのまましばらくなでていた。

不思議と、嫌ではなかった。


むしろ、落ち着くし不安がどっとなくなるみたい。


...そうか。これが、大人がいることなのかな。



「...ここは、保健室?」


こくりとうなずいてくれる。


「...牧野先生は?」


「牧野先生はもう帰っちゃったよ。もう夜の10時過ぎだからね。」


えっ... 10時過ぎ...?


あたしは絶句して、時計を見た。