きみと歩んだ軌跡



思わず、体の痛さに顔をしかめた。


「みんなは...?みんなはどうなったの...?!」


瀬上先生は、微笑んだ。


「大丈夫だよ。あのあと警察が来て、保護された。...施設長さんは、連行されちゃったけど。」


保護...連行... 。


.........警察?


「警察?電話、先生が...。 」


「うん。あれは危険だったからね。いちよう状況だけ伝えて。
麻尋とは色々話したいから預かってきたけど。」