すると、施設長はチッと舌打ちをした。 「......自分からその話題をもってくるとはねぇ?ずいぶんいい度胸してるなぁ?」 ビクリ、と震える咲良。 麻尋は、施設長に近づいた。 その足取りは、確実に、でも小刻みに震えていた。 「べつに。何をされようと、あたしたちは間違ってないからね。 悪いのは、ぜんぶあんた。それがわかってれば、なんにも怖くないのよ。」 ニヤリとあざ笑いながら、言い捨てた。