「ちょっ、河原?!」


瀬上があわてて麻尋に近寄る。


ゆっくりと背中をさすってくれた。


「はぁ... はぁ......。」


「よし、そのまま深呼吸だぞ。」


その声が聞こえた瞬間、あたしの視界は真っ暗になった。