どんどん息が苦しくなってきて、胸を押さえる。

口でも息を吸わなきゃ、このまま息がなくなるんじゃないかと思うくらい。


「っ......!ハァ... ハァ... ううっ...。」


なに、これ。


こんなの、なったことない。


こんな苦しいの。


......ううん、今は逃げなきゃ。

こんなあざが見つかったとバレたら、またどんな目にあわされるか、わからない。