ぷるるるる♪ぷるるるる♪がちゃ
「はいもしもしー株式会社geminiですが」
柚木「あの下沢柚木と申しますが…」
「あっ!下沢様ですね!お話は伺っておりますお電話お繋ぎしますね」
〜♪
えっと…誰につながるんだろ…
「はいもしもし。」
繋がったのはハスキーボイスの男の人だった。私はすぐさま柚羽に電話をかわった
柚羽「もしもしー」
「あっ柚木か?元気にしてたか?」
柚羽「いえ柚羽です。すみませんがどちらさまですか?」
「あっすまない名乗るのを忘れていた私は…」
がちゃっ
柚羽は青ざめた表情で電話を切った
え?だれだったんだろう…
柚木「柚羽ー?だれだったの?」
柚羽「2度とあの電話番号に電話するなお金なら何とかする」
柚木「え?でも…」
柚羽「でもじゃないかけるなといっただろっっ」
柚羽が怒鳴った…今までそんなことなかったのに…
私はこくりとうなずいてその場を収めた
次の日
私と柚羽は高校の制服を買いに行った。昨日から柚羽と口は聞いてない
柚羽「ごめん俺ちょっと用事があるから先帰っといて」
柚木「う…うん…」
私は先に帰って夜ご飯の準備をした後ふと机の上にある昨日の連絡先が目に入った。
柚木「男の人だけど電話だから大丈夫だよね」
私は軽い気持ちで電話をかけた
ぷるるるる♪ぷるるるる♪がちゃ
「はいもしもし株式会社gminiですが」
柚木「あっもしもし昨日お掛けした」
「あっ!下沢様ですねすぐにおつなぎいたします」
柚木「あっはい」
なんで柚羽はあんな怒鳴ったりしたんだろ…
「あっもしもし」
柚木「あっ…もしもし。」
「あぁまた掛けてくれたのか柚羽」
柚木「いあ今日は柚木です」
「おぉー!柚木か!元気にしてたかぁ?あっ昨日言い忘れたんだが…」
柚木「ちょ…ちょっと待ってください」
「ん?」
柚木「あのどちら様ですか?」
「もしかして柚羽から聞いてなかったか、すまない火神 利治だ」
柚木「え…?」
その名前には聞き覚えがあった