「..........大丈夫??」



教室の目の前に来てタカが急に口を開いた



「何よ
私がこんな事でくじける様な人間だったらわざわざこんな所まで引っ越してこないでしょ?」



花火は微笑んでそう言うとタカは面食らったように笑い出した



2人が教室に入ると少しざわついた…



けれどすぐに1番前にいた女子3人組が



「お、おはよう
真坪さん...」



そう言った



すると周りからも



「おっはー
花火ちゃん
久々〜」

「元気してたー?」

「休み中めっちゃ暇だったっしょー?」



なんて、思い思いの事を全員が口にした



花火は戸惑った



タカは満面の笑みで花火の耳元で



「まぁ、皆には上手く誤解といといたよ
なんかフツーに人気者になったな」



と囁いた


花火はタカを見て目に涙を溜めた



「私………あんな事したから...............
もう二度と口なんて聞いてくれないかもって...
皆に嫌な目で見られても仕方ないって.....

ちゃんと覚悟してきたのに...............
タカのバカ〜
ありがとう………」



そう言うと周りの皆が集まってきて花火を取り囲んだ



先生が来た時には皆席に着いていたが花火は目の下が赤くなっていてなかなか消えなかった