「タカ〜
おはよう
朝だよ〜」
花火が体を揺さぶるとタカは布団にくるまったまま
「...まだ寝る〜
あと五分.......」
タカの寝ぼけた声が聞こえて花火はため息をついてから布団を引っ張った
「学校だよ!
なんでまだ寝てんのさ!
いい加減自分で起きる癖を付けて〜」
そう言うとタカは花火の腕を引っ張った
「.....キャッ.........
ちょっ、タカ〜」
まるで布団替わりにするように花火を自分のお腹の上に横にタカが乗っけた
花火はタカの寝息が聞こえてきて自力でそこから起きてから耳元で
「ターカー!
もうっ!
毎度毎度私を布団にしないでよ!」
そう言うとタカは半開きの目を花火に向けながら
「俺の母親って、実は花火だったりして……」
そう言われて花火は笑いながら
「馬鹿言わないの
さあ、行くよ」
タカは仕方なさそうな笑みを浮かべて花火について行った

