タカの隣には綺麗な女の人、
その女の人はまるで7年前に亡くなった花火の母親にそっくりだった…
花火が固まっていると女の人は花火に
「大丈夫??
あなた、花火ちゃんよね?
初めまして…
じゃないんだけど、覚えてないよね?」
そう言われて花火はハッとして
「えと、まだお父さんがいた頃に遊びに来たあの親子って…
もしかして……」
そう言うとタカの母親は
「そっ、それ私達よ
記憶力いいのね」
と笑った
花火もつられて笑った
すると
「でも、ホントにこうして見るとお母さんに似てきたわね
まるで昔に戻ったみたいだわ
花火ちゃんにもう一度会えて嬉しいわ」
そう言われて花火は微笑みながら
「私も、会えて嬉しいです
それに、前に会った"タカちゃん"が誰なのかも分かりましたし…」
そう言うとタカの母親は
「もう、花火ちゃんったら
もっと普通にしてくれていいのよ
ゆうちゃんって呼んでくれて構わないわよ
それに、いつの間に敬語なんて覚えちゃったのよ…
まったく………」
そう言い花火を抱きしめた
優子(ゆうこ)は花火の母親と連絡が取れなくなって探しに行こうとしたがいろいろあって探して上げられたいまま月日が流れて
今から1年前に祖父母に花火のことを話し探してもらったと語った
「…どおかしら、花火ちゃんさえ良かったら
家に来ない?
おばあちゃんとおじいちゃんと一緒に居たいなら別にいいけど
家からなら学校も少しは近いし…
タカがいるけどまぁ、空気みたいなものだし…
私はね、お姉ちゃんが亡くなったって知った時から花火ちゃんは家で預かりたいって思ってたの…
旦那もね、いいって言ってくれてて…」
そう言われて花火は固まった

