「ごめんねー」



花火は彩と真守の所に戻り座った



2人は会話をしてなかったらしく何もせずにボーッと座っていた



「おかー
てかさー
今、真守の事について話してたんだよねー」



そう言われて花火は



「いや、何それ?
アバウトすぎ」



と言って笑った



すると真守が



「俺の話じゃなくて進路の話
真坪はなんかなりたいもんとかあんの??」



そう聞かれて花火は頭を抱えて悩み始めた



「え?
なりたいもの??
あっ、うーん、えーーー
あーー」



なんてやってたら彩が



「いや、ないなら別にいいんだよ?
無理しないで…」



と、止めに入った



すると急に花火は



「あっ!
やりたいことじゃないけど、将来の夢ならあるよ!」



と自信満々に言った
だから彩が


なにー??と聞くとニコニコしながら



「お嫁さん!」



と、言った



2人は目を丸くさせて固まった

すると花火は



「結婚だよ!
幸せじゃん
お嫁さんなりたいよね?
え?
何その反応??


え?ちょ、
真剣だよ?
無反応が一番困るよー」



そう膨れると彩が



「あ、ごめんごめん
うん
可愛いと思うよ
花火っぽい」



そう言うと真守が



「てか、進路表にお嫁さんって書けねーぞ」



と笑っていた



その時、何も知らぬ2人は花火と笑い合っていられた…