次の日、昼休み校舎裏



「あ、野村君来たね」



花火が言うと彩もそちらを見て手を振った



「おっせー
食べ始めてるからー
もー」



そう言った



すると真守は



「ごめ…
えと、ん」



と言いながら座ってパンの袋を開けてかじった



重い沈黙が辺りを漂っていた



早くに食べ終わった花火が2人をジッと見つめていた



すると真守が



「な、何だよ?」



そう少し照れたように聞くと花火は笑顔で



「ううん何でもないよ
ただ…
エヘヘ」



そう言い笑顔で立ち上がりトイレと大声で叫んで走り去った