拝啓、笑顔を忘れたボクへ

「抱くよ?」

即答が予想外だったらしく、梨香は口をパクパクさせている。

「んじゃ、一緒に風呂入るか?」

「いや、待って!じゃぁ、付き合ってって言ったら?」

この質問に今度は裕樹が固まった。

へ?付き合う?って何?彼氏、彼女の関係になるってこと?

「おいおい、今日出会って付き合うとか早くないかい?」

「でもエッチはOKなんでしょ?」

・・・う。確かに順番は付き合ってからエッチだよな・・・。


けど、もうあんな思いは・・・。




ズキっ・・・


裕樹は反射的に左手首を押さえる。

「ん?裕樹どうしたの?」

ベッドから降りて裕樹に近づく。

「あ、いや、何でもない!」

梨香は裕樹の手を外した。

白い線が姿を現し、梨香の目がわずかに見開く。

「これは?裕樹って自殺未遂したことあるの?」