「ねぇ、愛佳。今日放課後時間ある?」

「うん。あるよ〜!あ、新しい凛子の家行きたいわ」

「あー別にいい……いやいや良くないな!
も、もうちょっと待って?まだ微妙に片付かれてなくてさ!」

「そっか〜。じゃあ安定の駅前のフドコにする?」

「そうしよ」



もしも、今私の家に愛佳を招いてそれをあの人が知ったらまた文句言われそうだし…。


…って、何で私がわざわざ気をつかわないといけないわけ?


おかしくない…?!



「あ、先生来た!また次の休み時間話そ」

「うん!」



はぁ〜授業か。


担当教科の先生どうなるんだろう?


ま、ほぼ私授業寝てるからな…。


うるさくない先生希望かな。



「はい、みんな席ついて」



待って…この声…


顔を上げると教卓には仁科…先生。



「現代文担当します!担任だし自己紹介は…いいよね?
僕の授業は寝てたり携帯触ってたらどんどん注意して減点していくからよろしく〜」

「えー!ニッセン怖いんだけど!」

「まぁ普通に授業受けてればいいだけだよ。
よく発言をしてくれる人には加点するからね!」