「明日10時までに学校行かなきゃいけないから、朝の9時には起きてね」
「10時までに!?お、遅すぎないですか?」
「いやいやそれが普通だよ?紗綾の学校はそんなに早かったの?」
「8時30分までに登校するのが当たり前だと思うんですが」
「早いね〜。そういえば昔はそのぐらい早いって書いてあったけど、昔のが今に続いてたのかな」

時間がそんなにも遅いなんて。
んじゃあ終わる時間も遅くなるのかな。
そうなると7時とかは普通になりそう。

「んじゃあそういうことだから」

リュズさんは手を振ってドアを閉めた。


明日は学校。一体どんな感じなんだろうか。
転校してきたわけでもないし、この年ぐらいに生まれてきたわけでもないし。

それよりも学校が不安だ…。

結局一睡も出来ないまま朝を迎えるハメになってしまった。