未来都市学



「やっぱり今の忘れて「帰る場所ならあります。身近な人だっています。この時代で彩綾さまを知っている人もいます。…リュズさまや私がいますよ」
「ユラナさん…」
「大丈夫です。彩綾さまは1人ではありません」
「…ありがとう」

涙が出た。
1人じゃない。
今の私は1人じゃない。
この人達に会えて、良かった。


「でも不思議ですね。目覚める事は難しいと思うのですが」
「難しい?」
「はい。冷凍保存した後は解凍しないと動ける事は不可能です。誰かが紗綾さまを解凍したとしか考えられません。それにテレビに取り上げないだなんて」