「どうかされましたか?」
涙が次から次へと溢れる。
この事を誰かに話して心をスッキリさせたい。
誰かに聞いてもらいたい。
「ユラナさんは、私の話信じてくれる?」
「信じると言いますと?」
「私が言う事は嘘のように思えて、全て事実な事なの」
「…分かりました」
私はユラナさんに全てのことを話した。
自分はこの時代に生まれていない。
目覚めた時には100年も経っていた。
「帰る所なんてない。身近な人なんていない。この時代で私を知っている人は1人もいない」
ユラナさんは黙っている。
やっぱりユラナさんも信じてくれるわけないか。
言わなきゃ良かったかもしれない。


