未来都市学




白いバスローブをきた。
フワフワの生地が肌を擦る。


「髪を乾かしますね」
「あ、ありがとう」

鏡の前でイスに座り、髪を乾かしてもらっている。
ロボットって言ってたけど、機械音とか全くしない。
本当にそうなのか疑っちゃうけど。

「彩綾さまのご家族はどのような人達なんですか?」
「えっ?」
「リュズさまから聞きました。家出したと」
「あ、あぁ。えと…」


私の親は家出させてくれるような親じゃないし。
まずこの世にはもういない…。


そう思うと涙がまた溢れてきた。