未来都市学





どのくらい経ったんだろう。
眠りから覚ましたように目を開けた。
久し振りに光を見た気がする。

「さ、寒い…」

周りは氷の結晶が付いていた。
だけど、少し溶けてるところもある。

扉の方に手を伸ばし、強く押した。
早くこの寒い所から出たい。

扉は空いていた。

1歩ずつ足を外に出した。

あの時の研究所とは違う。
あの時はどこも新品で真っ白だった。
器具もちゃんと動いてた。
だけど今は灰色に霞んでいて器具は故障している。
人も数人いたのに、今は誰もいない。