「紗綾さま、起きてください」 「起きろー!紗綾!」 ユラナさんとハラちゃんの声が聞こえる。 ゆっくりと開けるとハラちゃんが私の顔に近づけていた。 「わっ!びっくりした」 「あはは!ねぇねぇ、遊びに行くよ!」 「あ、遊びに?」 「実は昨日リュズさまが遊園地のチケットを4人分もらってきたと仰ってました」 「遊園地?」