ああ、今日もだ……
「あ!太一君おはよー!」
「一樹君~、寝癖ついてるよ♡」
今日も彼らの周りには女子がまとわりついている。
あんたらがいたら私が教室に入れないんですけど!!!!
ぷはぁ~……
やっと入れたよ…
「明日香、大変だね。」
後ろの席の一樹が他人事のように言ってきた。
「他人事だと思って。
一樹たちのせいなんだからね!」
「仕方ないじゃーん。
みんなが寄ってくるんだもん。」
ナルシストな言い方で
相手にされてない私を軽く馬鹿にしてくる太一。
太一の席は私の一つ前。
「ハアア…、でも確かに一度でもいいから
ハレームな気分を味わいたいな~」
「はいはい、
明日香には早いから無理で~す。
だってお子ちゃまだもん。」
え!私がお子ちゃま!!?
どこがよ!?
「ほら怒ったらほっぺた膨らませて」
私のほっぺたを人差し指で押してくる太一。
プスーーーー
返す言葉が無くすねる私を
クスクスと笑ってくる。
ひどいよ、太一は。
でも、そんないじわるなところも好きなんだよね。

