そんなある日なぜか分からないけど
親友にある事を言った



雪華『連絡先渡したいの。でも、どんなに頑張っても自分じゃ難しいから、今回だけは手伝って。』

そう言って、親友の澪に連絡先が書いてある紙を渡した。

今思えば自分で渡せばよかったと後悔していた。


澪は 渡せたよ って言ってそのまま帰った。
その日の夜はとても長く感じて携帯をチラチラ見てた。

夜中の1時、1通のメールが来てた。
その人からだった。



「初めまして。原田と申します。
いきなりでびっくりしました。どうしましたか?」


というメールだった。
嬉しすぎて布団の中できゃあきゃあ言ったの覚えてる。


何とか返信をして、LINEの交換をした。

メールよりLINEの方がやりやすいってだけだけどね。
それでも嬉しかった。


ちゃんと返事も返してくれて、会話は成り立ってた。
でも…





自分の欲望は増した。

もっと話したい。お出かけしたい。直接喋りたい。
そんな事を思うようになって
相手の事を考えずLINEをバンバンした。



案の定、彼からの返信はだんだんと少なくなっていった。
既読無視が当たり前になり、
既読することもなくなっていった。