でも、それでも来てくれるのが梨玖だ。
「ごめんなさいね?
でも、この近さならもう気づくんじゃないかしら?」
梨玖との距離は1メートルほどしかない。
「もしかして……
あーちゃん?」
「流石梨玖ね。正解よ。」
梨玖はいつも私に抱きついて来て、みんなよりも距離が近かった分、雰囲気で気づいたのだろう。
梨玖の顔は一気に明るくなり抱きついて来る。
「嘘!! 愛だぁーーー!!!
久しぶりだね!僕、ずっと会いたかったんだ!」
相変わらず梨玖は可愛い笑顔で話しかけて来る。
少しキツ目にギュッとされるこの感覚もすごく久しぶりだ。
私も梨玖の事を久しぶりにギュッと抱きしめようとした瞬間後ろから引っ張られた。
「俺の事…忘れてない?
それに梨玖…愛に近づかないで」
